会社員時代には手に入らない魅力

フリーランスに転身すると、たくさんのメリットを得られる。通勤や勤務時間は、会社勤めの頃では当たり前に出てくる条件だろう。しかし、フリーランスになると、この2点から開放され、自由度の高さを実感できるようになる。フリーランスになると、仕事をする環境が整っていればどこでも仕事の拠点にすることができる。自宅にその環境があれば、自宅をオフィスとして使用することも可能だ。そうすると通勤そのものがなくなるので、時間的余裕も生まれる。または、自宅から通いやすい場所に物件を借りてオフィスを構える人もいる。

フリーランスに転身すると自分のペースで働きやすくなるため、勤務時間にも縛られなくなる。出勤時間や休憩時間、退勤時間という決まりがなくなるので、自由度が高まるだろう。朝起きるのが得意ではない人は、起床時間をずらすこともでき、作業時間を夜間にすることも可能だ。クライアントとの打ち合わせやセミナーなどの時間は日中に行われることが多いものの、自分だけで行う作業などは自分のペースに合わせることができる。

このほかにも、フリーランスは会社で雇用されるのではなく、自分自身で案件を獲得していく働き方なので、収入が自分だけに入ってくる。案件を獲得し、こなした分だけ収入として還元される仕組みだ。がんばった成果が収入面で形になるため、会社勤めの頃になかなか評価を感じにくかった人も、その不満から開放されるだろう。

また、定年制がないのも、フリーランスの魅力的な部分といえる。自分が納得するまで現役で働き続けられるので、リタイアのタイミングも自分で決められる。